 |
|
(Q1) なぜ、総合型地域スポーツクラブ? |
年の健康ブームや学校週5日制の実施によって、スポーツに親しむ機会や時間が増えています。
文部科学省では「スポーツ振興基本計画(2000年)」で成人の週1回スポーツ実施率50%をめざしています。
また、厚生労働省の方でも「健康日本21(2000年)」で、運動習慣者(1回30分以上の運動を、週2回以上実施 し、1年以上持続している人)の割合を男性39%・女性35%を目標にしています。
しかし、長引く不況によって、企業におけるクラブの休廃部や、少子化のために学校のクラブ活動が低迷してきているといった従来のスポーツ活動の基盤が大きく揺らいできました。
こうした現状の中で、継続的にスポーツ活動を行う基盤を保障するため、拠点となる施設をもち、会員が主体となって組織する「総合型地域スポーツクラブ」の設立育成が必要となってきました。 |
|
|
(Q2) なぜ、多種目なのか? |
会員は子どもから高齢者までさまざまな年齢層で構成され、志向や運動能力も人それぞれです。
会員のニーズを幅広く受け入れるために多種目のスポーツが用意されているわけです。
また、スポーツだけではなく、拠点となるクラブハウスで文化活動も行うことができるのも特徴の一つです。
まずは、地域で最も普及しているスポーツ、力を入れているスポーツを核に種目を増やしてはいかがでしょうか? |
|
|
(Q3) 総合型地域スポーツクラブのメリットは? |
従来、学校や企業など個々のクラブチームはそれぞれ独自に活動してきました。
総合型地域スポーツクラブは、クラブ運営のノウハウや練習計画、指導者、 活動のための拠点や場所や用品具、クラブ運営の資金などを共有することによって、
効率的な活動が可能となります。 |
|
|
(Q4) 総合型地域スポーツクラブの設立に必要なものは? |
まずは、活動の拠点とする施設の確保です。
拠点となる施設には、学校体育施設・公立スポーツ施設や公民館、企業が保有する体育施設が考えられます。
また人的資源として、クラブ全体を統括するクラブマネージャー、それぞれの種目を指導する指導者が必要です。
自主的なクラブ運営を行っていくためには、クラブ規約が必要です。
以上簡単に述べましたが、何よりも地域住民のニーズと熱意です。
まずは、共感する仲間を見つけ、今後の地域でのスポーツのあり方について話し合ってみましょう。 |
|
|
(Q5) クラブマネージャーとは? |
クラブマネージャーはクラブの経営管理を円滑に行う専任のマネジャーです。
財務広報等事業体を運営していく能力、会員ニーズを的確にとらえ形にしていく企画力などが必要です。
文部科学省・日本体育協会・日本レクリエーション協会・全国体育指導委員連合・日本スポーツクラブ協会が主催となってクラブマネージャー養成講習会が行われています。 |
|
|
(Q6) クラブの運営費はどうすればよいの? |
会員の自主運営・受益者負担という観点から、運営費の中心は、会員からの会費収入となります。
しっかりとした事業計画と収支計画をもとに会費の設定をしてください。
会費収入だけでなく、事業の際にバザーを行ったり、参加料をいただいたり、地域の企業など総合型地域スポーツクラブの理念に共感してもらえる方々から寄付を募ったり、会報やイベントのチラシに広告を掲載し、その広告協賛金をもらうなどの収入も考えられます。
総合型地域スポーツクラブはNPO法人(特定非営利法人)格の取得が可能で、NPO法人格を取得することによってスポーツ振興くじからの助成金の受入も可能となります。 |
|
|